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ホーム/コラム/長安からの手紙

第09回 2005/09/06

from 山崎 孝之(開発部)

中国でもインターネットが普及し、ADSLも利用されています。会社でもADSL回線を引いてもらい、以前に比べてメールのやり取りや、データの交換が飛躍的に便利になりました。しかし、通信のインフラ状況はあまりよくないらしく、日本で利用しているのに比べてスピードが遅いのは否めません。ホテルでも各部屋にイサネットの接続端子が用意され、ルーター経由で自由に利用できるところが多くなっています。その昔、ホテルの電話でアクセスポイントまでつなぎ、ローミングサービスでメールを受信していた頃に比べれば隔世の感があります。

また、街中でもパソコン教室(「電脳培訓」と表示されている)がいたるところにあり、内実は時間貸しでパソコンを利用(インターネット利用)させます。日本でのインターネットカフェのような物でしょうか。フロッピーディスクやCD-ROMなどは付属してないので、ダウンロードや新規インストールなど自分のデータ活用には使えません。しかし、ネットワークゲームやメッセージソフト(中国では「QQ」と呼ばれる物が普及している。)での友人とのメッセージのやり取りなどに大勢の人が興じています。

今回の長安便りでは、長安で利用できるインターネット接続サービスのうち、喫茶店やレストランを紹介したいと思います。現在、確認できているのは三箇所です。

MILO COFFEE (ミロコーヒー)

長安の一番にぎやかな交差点に位置する喫茶店・洋食レストランです。一階と二階があり、かなり広いです。主に、4人がけのテーブルがあり、殆どのテーブルで壁には電源コンセントとイサネットの端子が用意されています。インターネット利用はパソコンを持ち込んで自由に接続できます。コーヒー1杯が25人民元程度から。ただ、接続できてもインターネットへつながらないテーブルもあり、場所によって利用できる所と出来無い所があります。パソコン設定は、IPアドレスを自動、DNSサーバーを自動と、Windowsの初期設定にして、インターネット・メール・メッセージ・ダウンロードなど利用できます。接続速度はやや遅いADSLといった感じでした。

藍鳥珈琲(ランニャオコーヒー)

ミロコーヒーの道路を挟んだ南側に有る喫茶店・ステーキハウスで、パン屋も併設されており、ここのパンはおいしいとの評判です。また、ステーキのセットも手ごろな値段で好感が持てます。テーブルによって、接続端子が用意されているところとされていないところがあり、店員にインターネットを利用したい旨を話し、利用できる席へ案内してもらいます。設定は、ミロコーヒーと同じでWindowsの初期設定で利用できます。接続速度、利用環境共に、ミロコーヒーと同じ印象でした。

Bono Italian Restaurant
長安ホテルの北側交差点の向かいに有る、老舗の百貨店「百佳(バイジャ)」の裏手にあります。一階は「のんべえ」と言う日本料理店、二階がイタリア料理のレストランです。(並びに「まる」と「鹿児島」と言う日本料理店が有る。)このレストランでは、パスタ・ピザなどがおいしい。ワインもありますが、イタリアの物は少ないようです。(残念ながらワインに詳しくありません。)日本人の利用客も多く、どこかのテーブルで日本語の会話が聞かれます。この店では無線LANを利用できます。特にセキュリティは掛かっていないようですので、利用に際しては注意が必要です。IPアドレスなどの設定はWindowsの初期設定でいいでしょう。残念な事に、私が訪れた時は停電でルーターが動作せず、利用できませんでした。(中国では本当に頻繁に停電があります。自家発電を完備した店や工場では営業が続けられますが、一般には開店休業状態になります。)

以上、三つの店を紹介しましたが、どの店でもセキュリティは自己管理で必須です。現に、有る店ではネットワークウィルスの攻撃を頻繁に受け、自分のパソコンのセキュリティ警告がひっきりなしに現れました。利用する時にはパソコンのセキュリティレベルやファイアーウォール設定など、十分注意したほうが良いでしょう。

ホテルでの利用は機会を改めて報告いたします。