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ホーム/コラム/徒然野鳥記/第01回はじめに


第01回 2001/12/01
はじめに

 

ミユビシギ
ミユビシギ
このページでは、私の趣味の一つである野鳥観察について、時系列も学術的な種属的な体系の順位も無視し、思いつくままに今後一回につき一種類の野鳥について、それを見ることにできた興奮、その環境、状態を記していこうと思います。

私のオーディオ機器を通した音楽を聴く楽しみに、野鳥観察を続けてきた経験が与えた影響は、はかり知れないものがありますが、ここではそれを牽強付会(けんきょうふかい)に結びつけることはしません。従って、このページで何かオーディオを楽しむことに直接的に役に立つことは殆ど期待できません。このことは予めお断りしておきます。

趣味としてはっきり意識して野鳥観察を始めたのがいつのことであったのか、定かではありません。1980年にはどのような出張にも双眼鏡を持参していましたから、少なくとも20年間はこの趣味にはまっていることになりそうです。

海外出張を含め、仕事上同じ場所に長くとどまることのない30年間の勤務生活を送ってきましたので、出張先でのスポットタイムは、それが晴れた無風に近い状態であればとても貴重なものでした。

野鳥を観察するためにだけ遠くへ出掛けることができたのは、20年間でたった一度、道東(東北海道)だけです。ですから日本国内で観察できた野鳥はわずか200種類に及びません。(注1)

ここでは500種類を超える野鳥観察の記録があるわけですから、その意味ではまったくのアマチュアでしかありません。また、日本野鳥の会、埼玉県生態系保護協会に所属はしておりますが、時間的にそのような組織の方々との系統だった話し合い、打合せの場所に参加することも不可能でしたので、まったくの独善的、感覚的な観察記となりそうです。このこともお断りしておきます。

また、ここでは日本国内での観察にとどまらず、海外での経験も書かせていただきます。私自身野鳥の写真撮影を1990年代には止めていますので(注2)、なるべくその都度触れる個々の野鳥の写真へアクセスできるURLを紹介いたしますが、中には不可能な場合があるかもしれませんのでその点もご諒解ください。それでは、次回「コチドリ」からのスタートにご期待ください。

 

注1:2010年には国内観察種は300を超えました。

注2:野鳥撮影は2005年に再開しました。一部の例外を除き、このコラムで紹介する写真は全て筆者の撮影したものです。