クサカゲロウの卵は、細長い糸状の先端に白い楕円形で数個がかたまります。つまり、優曇華(ウドンゲ)の花がそれです。卵から孵った幼虫は、肉食性で、アブラムシやハダニなどを食べます。食べた餌のカスや、植物の一部分を体に巻きつけ、下のように頭部だけを出して餌を探すようになるのです。つまりこの下のぼろをまとったような不思議な生き物は、クサカゲロウの幼虫なのです。