アサギマダラ(チョウ目タテハチョウ科) Parantica sita

表翅の後翅中央部に黒い斑があるのがお分かりでしょうか。オスの証左です。ヤマヒヨドリバナに来るのはほとんどがオス。それには理由があります。

アサギマダラは、ガガイモなどを食草にすることによって、毒性成分、アルカロイドを体内に蓄積し、天敵、野鳥から身を守ります。その食草の中でも、ヤマヒヨドリバナにはピロリジジンアルカロイドが含まれていますが、それは単に毒性を強化するだけでなく、メスを誘引するフェロモンの成分が含まれているということなのです。

埼玉県民の森にて、2013年8 月11日

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アサギマダラ