サカツラガン(カモ目カモ科)
日本に越冬にやって来るガンの仲間では最も大きいサカツラガンです。昨年暮れからここで越冬していた様子は既にご紹介しました。 驚いたことに、この個体は、ほかのマガンやコハクチョウなどと一緒に北の繁殖地へとは帰らなかったようです。数百メートルの飛翔は問題なかったのですが、長距離飛行に支障のある何らかの異常が翼の骨格にあったのかもしれません。繁殖相手のいない寂しい夏の期間に、自然回復することを祈るほかありません。