ヒカゲチョウ(チョウ目タテハチョウ科)Lethe sicelis 

その名前の通り、林の日陰に生息しています。ジャノメチョウの仲間は、本種もそうですが、裏翅の模様が同定の決め手になることが多いのです。目玉模様の斑は、野鳥やトカゲなどのターゲットになり易く、特に後翅の目玉模様が千切れた個体をよく目にします。明らかに、その欠けた部分は天敵に襲われた証左で、延命に寄与しているのです。

日本の固有種といわれ、北は十和田湖から南は阿蘇山一帯が国内の生息圏だといわれています。

 

神川町にて、2013年6 月30日

 

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ヒカゲチョウ