ヤマトクサカゲロウ(アミメカゲロウ目クサカゲロウ科)Chrysoperla nipponensis  

成虫で越冬するヤマトクサカゲロウです。全身緑色、翅の筋も緑で、比較的大きな二つの複眼が目立ちます。幼虫はアブラムシを食べる様ですが、成虫は甘露を飲むとする情報がある一方で、幼虫と同じくアブラムシを食べるとする情報もあります。この個体は、セイヨウアブラナの花蜜をなめているように思われます。

本種は、小枝や時として果物の下側に、卵を産みつけますが、直接ではなく1.5cmほどの糸状の柄で繋がった状態となります。つまり小枝の下側に細い糸が垂れ下がりその先に小さい卵が付いているのです。これを「ウドンゲの花」と呼んでいるのです。

深谷市前小屋にて、2013年4 月5日

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ヤマトクサカゲロウ