アサギマダラ (チョウ目タテハチョウ科)Parantica sita  

埼玉県民の森は標高1,000m弱。夏には必ず何頭かのアサギマダラを見ることができます。このアサギマダラ、秋になるにつれ南へと渡りを開始します。沖縄諸島を超え台湾、さらには香港まで飛翔する個体群や、紀伊半島から中国上海まで飛翔した個体群などが知られています。最長距離で2000キロを超えるのです。南下した個体群はそこで越冬し、その子供たちが今度は春に北上し日本へとやって来るのです。アサギマダラの渡りのコースにある島は、毎年必ずある日突然、数千のアサギマダラに覆われ、数日後には全くいなくなるといわれています。なぜ渡るのか、なぜその島が分かるのか、不思議なチョウです。

埼玉県民の森にて、2012年7月29日

ホーム 次へ

aasagimadara

アサギマダラ